こんにちは!
祝人(@taiji_papatano)です。
本を読んだ上でのレビューと大事だなと感じた項目を「TOP5」でまとめています。
本当は本を実際に手にとって読むのが1番なんですけどね。
忙しい方はここに書いてあることだけでも、ちゃちゃっと自分の力にしてしまって下さい!
今回のレビュー本はこちら!
「王様の速読術(斉藤英治著)」
- 大学生時代に1度読み、もう1度読みたくなった
- 過去読んだ際、1番自分にしっくりきた読書法だった
- 読書の効率を高めるためさらに熟読をしておきたくなった
なんか、全部おんなじことを言っているような気がしますが、気にしないでください。
今まで速読と言われる読書法に、挑戦したことが幾度となくありました。
今までのトレーニングが必要なものは全て挫折しました。
この本に書かれている読書法は目を動かすトレーニングはありません。
諦めなければ誰でもできるようになります。
もくじ
この本の目次
第1章 ワシには30分しかないのじゃ!
- 王様は忙しい。限られた謁見時間で知識を吸収したい!
- なぜ、家来の時間に合わせるのか?
- 本は、わたしたちに知識をもたらす最良の家来
- 本こそがいちばん役に立つ理由
- 読む行為より、大切なのは知識の吸収
- 主体は自分。本の家来から脱出すべし
- 速読は役に立つ? 立たない?
- 速読で挫折するのは、当たり前?
- 速く読むだけでは、知識として活かせない
- 50冊の中から10冊を選んで、1週間以内にレポートを出すには?
- 大統領は残業をしなくて済むようになった
- これまでの速読術から、いいところを最適化して組み合わせる
- まず、挑戦してみよう!
- コラム 速読術30年の歴史——第一世代から第四世代へ
第2章 30分で1冊を読破——王様の速読術
- この本と付き合う時間は30分と決める
- 30分でどこまでわかるか挑戦してみよう
- 第一段階——プレビューの5分間
- プレビューの極意
- 表紙やカバーから何を読むか
- 目次には時間をかけよう
- ひととおり、見出しや図表を見ていこう
- 本の構造を理解しておこう
- 著者の気持ちを察知しよう
- 第二段階——見開き2秒ですべてのページをチェック
- 写真読みの極意
- どこが大事そうか見当をつけよう
- 優良は、最良の敵
- 第三段階——スキミングで、重要な二割を読んで、八割を獲得する
- スキミングの極意
- 平等主義より公平主義で謁見
- 自分が何を得たのか確認しよう
- 忘れても大丈夫。本は家来、また謁見すればよい
- まとめと活用のヒント
第3章 目的別に速読術を使いこなすコツ
- 速読術を使いこなそう
- 専門書を短時間で読む
- 試験に備える
- 資格王になるには
- 優秀な知的創造人——ナレッジワーカーになる
- 1週間で専門家になってしまおう
- 幅広い分野に短時間で精通する
- 英文書籍や資料を読む
- とにかく最新情報は頭に入れたい
- 日々溜まる読みたい本や雑誌を片づけたい
- インターネット、メール、新聞は逆三読みで読む
- ルーブル式、アーサー式で小説を読む
第4章 錬金術でアウトプットしよう
- 読んだだけで満足してちゃダメ
- 頭の中で創造的に活用する
- 3つの知性を働かせよう
- ダイヤモンド級の情報から、ダイヤモンド級のアウトプットを
- 多くの本に接して、いい本を選ぶコツを知ろう
- 自分にとって必要な本を見分ける
- 必要な本は買って手元に置いておく
- 知識の錬金術とは
- 早食い・大食いは身にならない
- ンプットしたらアウトプットせよ
- たらたら時間を引き延ばすのはマイナス
- すばやく知識を入れて、すばやく発想し、形にして残す
- 目的意識を持つことで厚みが増す
- 王様の読み方が、光り輝く結果に
第5章 大王様への道
- TPOに合った速読術を極める
- キーワードだけを読む
- メインアイデアを探し出す
- トピック・センテンスで要点把握
- 文章をパターン認識する
- 自分の読みたい本で、訓練・趣味・実益の一石三鳥
- 知識の王様が本当の王様
- アウトプットが増えれば豊かになる
- 本当の余暇の楽しみ
- 高速知識発信の良循環サイクルへ
- 王様の速読術は、仕事にも応用できる
王様の読書術のレビュー
では、さっそく読んだ上での感想からお伝えしていきます!
1番心に残っている1文
「わたしたちはあまりにも家来の時間を尊重しすぎていて、自分たちの時間を失っていたのである。」10p
「読書は、最初の1ページから本の指し示すように読む。」
小さい頃からこんなことを教え込まれて来ました。
読書の概念にとらわれ過ぎていて、非効率的な読書になってしまっていたんです。
「効率的に本を読みたい」人におすすめ
この本は基本30分で1冊を読破しようというテーマで作られています。
1冊30分って相当な早さですよね。
しかも、目を動かすトレーニングなどではなく、「効率よく本を読む方法」なので良い循環が生まれます。
感想「繰り返し使っていけば誰もができるようになりそう」
おすすめ度
個人的に、1番オススメしている速読術の本です。
速読というよりは読書術ですが、「限られた時間で必要な情報を得る」ことに特化しています。
目を動かすトレーニングなども無く実践できるので、比較的再現性が高い手法なのでおすすめです。
重要項目TOP5
ここからは大事だと感じた内容TOP5をお伝えします!
- 自分が王様で本が家来
- 本はまた読めばいい
- 基本的な王様の速読術
- 優良は最良の敵
- 読んだらアウトプット
TOP1:自分が王様で本が家来
先にもお伝えしましたが、読書の本来の主役は僕たち読み手側なんです。
本に従う必要は全くありません。
国(自分の人生)をよくするためだけの情報を家来(本)から得られれば十分。
TOP2:本はまた読めばいい
本は手放さない限り、いつでも読み返すことが出来ます。
1回の読書で全部を理解する必要はありません。
人間の脳なんて、1時間もすれば半分以上は忘れてしまいます。
思い出したくなったときにまた読めばいい。
これくらいの気持ちでどんどん読み進めてしまえばいいのです。
TOP3:基本的な王様の速読術
メインテーマの速読術を暴露します!
- プレビュー(5分)
- 写真読み(5分)
- スキミング(20分)
この流れを基本的な流れにしています。
さらに面白いと感じたのが、目的別に応用編まで紹介している所です。
TOP4:優良は最良の敵
優良=まぁまぁ良い
最良=もっとも良い
4時間で100%の理解
30分で80%の理解
残った時間は別のことをする。
100%の理解ができたらすごいですが、100%にするまでにかかる時間やエネルギーは膨大です。
それよりは80%くらいの理解にしておいて、他のことをさらに進めたほうが効率的得考え方です。
この辺も重要そうだなぁ~と読んでみるよりも、ここが1番重要だというところから読む。
限られた時間でどれだけの情報を効率的に得られるかがポイントなんです。
TOP5:読んだらアウトプット
やはり、読んだだけでは人生は良くなりません。
読んで得た内容をまずはどんな方法でもアウトプットすることで、より自分の中になじみます。
さらにいつか、取り込んだ情報と情報が化学反応を起こして新しい発想が生まれてくる可能性があります。
読んだ上での行動指針
この「王様の速読術」を読んだ上で感じた、これからの人生をよくするポイントです。
- 重要はことだけ手に入ればOKと考える
- いろんな本に触れ、読書に慣れる
- とりあえず早く読めることを楽しむ
指針1:重要はことだけ手に入ればOKと考える
読書って、読んでいるうちに別のところも気になってくるんですよね。
それで結局だらだらと全部読むはめになることがたまにあります。
だらだらと読むよりは上で書いたように重要なところだけ吸収するようにします。
出来た時間は別のことに使ってさらに生産性を上げるいきたいです。
指針2:いろんな本に触れ、さらに読書に慣れる
王様の読書術で紹介されている方法は、繰り返し使っていくことで馴染んでいきます。
いろんな本を読んで速読術に慣れると同時に、読書自体ににも慣れて効率アップを目指します。
指針3とりあえず:早く読めることを楽しむ
さささっと周りの人とは違った方法で読書ができる。
そんな優越感も「アリ」だと考えます。
1冊30分で読める自分ってすごい。そんな心持でワクワクしながら学びます。
その他重要キーワード
TOP5以外にも大事だなと感じたことをここにメモしました!
- 本棚は知識のインデックス
↑読んだ本の内容全部を覚えておくことはできません。本棚に並んだ本を思い出すきっかけに使うという考え方です。 - 知識は自分の中にため込んでおくよりもみんなと共有
↑ため込んでいるだけでは結局何も変わらない。共有し、高め合うからこその知識。 - 知識の錬金術
↑脳は眠らない。アインシュタインも寝ている時に発明を思いついたとか。知識を化学反応させよう。 - スピードは手段であってゴールではない
↑速読を意識し始めると、どれだけの速さで読めたのかが気になるけど、スピードはタダの手段。 - アウトプットが増えれば豊かになる
↑アウトプットしたことに良いこと悪いことどちらの変化があったらそれが報酬と考える。色んな変化が人生の宝のとなる。
まとめ
全体を通して、速読はタダの道具。
最終的な目的は読書を通して人生をより豊かにしていこうというメッセージが込められているように感じました。
当然、本を早く読めたほうがイイですが、スピードにとらわれてはいけません。
そもそも本を手に取る目的はなんでしょう?
しっかりと自問自答を繰り返しながら、良質のインプットをしていきたいですね。
本の詳細
「王様の速読術」
「斉藤英治」
「ダイヤモンド社」
「2006年5月11日(初版)」